中国の王毅外相(左)と握手するカンボジアのフン・マネット首相=22日、プノンペン(クメール通信提供、AP=共同)

中国の王毅外相は22日、訪問先のカンボジアの首都プノンペンでフン・マネット首相と会談し、両国間の協力を強化する考えを示した。中国外務省が発表した。フン・マネット氏は「中国との関係は揺るぎないもので、対中政策は一貫している」と述べ、中国を重視した父フン・セン氏の外交路線を継承する方針を表明した。

フン・マネット氏は昨年8月、フン・セン氏から首相職を世襲した。前政権は人権弾圧などで欧米と鋭く対立し、中国に傾斜していた。

フン・マネット氏は王氏との会談で、中国が主導する巨大経済圏構想「一帯一路」を支持していると強調。多くの分野で協力を強化したいと訴えた。王氏は、中国の支援がカンボジア国民に利益をもたらしていると述べ、一帯一路を通じた経済協力の効果を誇示した。(共同)

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