大谷翔平選手の元通訳・水原一平容疑者が大谷選手の口座から24億5000万円以上を不正送金したとして、アメリカ連邦検察は銀行詐欺の罪で訴追したと発表しました。

アメリカ連邦検察官
「水原容疑者は銀行に嘘をついて(大谷選手の)口座にアクセスしていた。水原容疑者は、例えば銀行員との会話の中で自分は大谷選手だと嘘をつき、大谷選手の個人情報を伝えていた。大谷選手が自分の口座からブックメーカーに1600万ドル(約24億5000万円)以上の送金を認めたことを示す証拠は全くない」

 アメリカ連邦検察は、水原容疑者が違法なブックメーカーへの借金を返済するため、大谷選手の口座から不正に送金したとして銀行詐欺の罪で訴追しました。

 被害額はこれまで伝えられていたおよそ6億8000万円から増え、24億5000万円に及ぶことが明らかになりました。

 水原容疑者は大谷選手の口座の連絡先を自分の電話番号やメールに変更していたほか、送金の際、銀行との電話で大谷選手と偽っていたということです。

 アメリカ連邦検察は「大谷選手は被害者だ」としたうえで、大谷選手と水原容疑者の通話記録からは賭博に関する話はなかったとしています。

 水原容疑者はあす、ロサンゼルスの連邦裁判所に出廷する見通しです。

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