日本の大学生およそ50人が中国・上海を訪れ、AIを用いた無人タクシーやドローン配送といった最新技術に触れました。

 東京の大学生ら46人が訪れたのは、上海市にある大手IT企業「百度」の研究拠点です。

 ずらりと並ぶ自動運転タクシーの車両に実際に乗り込み、公道に出て、車線変更や信号の前の停止などを体験しました。

 AIを活用した滑らかな運転に、驚いた様子でした。

大学生
「(人間でも)車線変更などすごく難しいじゃないですか。自動運転ですべてやってくれるとすごく助かるなと思います」
「周りの車は普通に人が運転している車なので、その中で溶け込んで運転しているのはすごいという驚きが一番大きかった」

 車内にはハンドルに手を触れない安全員も座りましたが、武漢などではすでに完全に無人のタクシーが実用化されています。

 今回のツアーは若い世代の交流を目的に、在日中国大使館や上海のメディアなどが企画しました。

 参加者は、広くデリバリーを手がける企業「美団」のドローンを使った出前サービスなども視察し、中国の学生たちとの交流にも参加しました。

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