アメリカの司法省は去年10月のイスラエルへの攻撃の際に、少なくとも43人のアメリカ人を殺害したなどとして、イスラム組織「ハマス」の幹部を訴追していたことを明らかにしました。

ガーランド司法長官
「司法省はヤヒア・シンワルをはじめ、『ハマス』幹部らを訴追していたことを明らかにしました。数十年間にわたり、アメリカ市民を殺害し、アメリカの安全を危険にさらす活動に資金を提供し、指揮してきました」

アメリカの司法省は3日、少なくとも43人のアメリカ人が殺害された去年10月のイスラエルへの攻撃を主導したなどとして、イスラム組織「ハマス」の最高指導者シンワル氏ら幹部6人を訴追していたことを明らかにしました。

訴追された6人の幹部のうち3人はすでに死亡していますが、「ハマスは20年以上にわたり暴力とテロ活動で数十人のアメリカ人を殺害し、負傷させてきた」として、死亡した幹部についても責任を追及しています。

CBSテレビによりますと、この訴追は2月に行われましたが、アメリカは当時の最高幹部でその後、7月に殺害されたハニヤ氏らを拘束しようとしていたため、これまで訴追の事実は伏せられていたということです。

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