中国政府は、食用油の原料として使われるカナダ産の菜種について「反ダンピング調査」を始めると発表しました。カナダ政府が中国製のEV=電気自動車に対して新たに100%の関税を課すことへの対抗措置とみられます。
中国商務省は3日、カナダ産の菜種について、不当に安く中国に輸入され業界に損害を与えていないか調べる「反ダンピング調査」を始めると発表しました。
カナダ政府は、先月26日、中国で製造され輸入されるEV=電気自動車に対し、新たに100%の関税を課す方針を明らかにしていて、今回の調査開始はそれを受けた対抗措置とみられます。
中国製EVをめぐっては、EU=ヨーロッパ連合も関税を上乗せしていて、中国政府はWTO=世界貿易機関に提訴していますが、カナダによる追加関税についてもWTOに提訴する意向を示しています。
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