カンボジアで15歳の少女が、鳥インフルエンザに感染して死亡しました。家族がもらった死んだ鶏を調理の際に触れたことが感染の原因とみられます。

 WHO(世界保健機関)によりますと、カンボジア南東部のプレイベンで先月20日、H5N1型の鳥インフルエンザに感染した15歳の少女が、高熱やせきのほか、呼吸困難などの症状が出て、死亡しました。

 少女は発症するおよそ5日前、家族がもらった死んだ鶏を調理した際に、鶏に触れたということです。

 カンボジアではH5N1型の鳥インフルエンザの致死率は6割近くで、2003年12月に初めて感染が確認されました。

 2014年から2022年までは感染が報告されていませんでしたが、去年は6件、今年は今回を含めて10件報告されていて、感染の増加をWHOが注視しています。

 これまでにヒトからヒトへの持続的な感染は確認されておらず、日本では発症の報告もありません。

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