日本で勤務している中国人の大学教授が、去年2月に中国に一時帰国して以降、大学側と本人との間で直接の連絡が取れなくなっていることが分かりました。

 連絡が取れなくなっているのは亜細亜大学の都市創造学部で教授を務める范雲涛さん(61)です。

 范教授は去年の2月に上海に一時帰国した後、連絡が取れなくなり、去年4月に新学期が始まっても戻ってきませんでした。

 その後、休職扱いとなり、他の教員が授業を代行しています。

 亜細亜大学によりますと、大学と本人と直接は連絡が取れないものの、家族からは「家族と本人とは連絡が取れている」と説明を受けたということです。

 関係者によりますと、范教授は今も中国にいる模様で、当局に拘束された可能性もあるということです。

 大学側は「ご本人の復職を切に願い、適宜、必要な対応を取って参ります」とコメントしています。

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