イスラム組織ハマスに拘束されていた人質6人の遺体が発見されたことを受け、イスラエルのネタニヤフ首相は声明を出し、ハマスに「代償を払わせる」などと非難しました。

イスラエル軍は9月1日、パレスチナ自治区ガザ南部ラファの地下トンネルで、ハマスに拘束されていた人質のうち6人の遺体を発見したと発表しました。6人は「軍が到着する直前にハマスによって殺害された」と主張していますが、具体的な根拠は示していません。

これを受けてネタニヤフ首相が声明を出し、「恐ろしく冷酷な殺害に、魂の底から怒りを覚えている」などとハマスを強く非難しました。

そのうえで、「私たちは黙っていない。代償を払わせる」などと述べ、ハマスの壊滅に向けて戦闘を続ける方針を改めて強調しました。

こうしたなか、人質の家族でつくる団体も声明を出し、「停戦交渉の遅れが多くの人質の死につながっている」などとして、ネタニヤフ氏を強く非難しました。

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