アメリカのオースティン国防長官がウクライナのウメロフ国防相と会談し、ロシアの攻勢が強まるなか、ウクライナへの支援継続を再確認しました。

オースティン
「ウクライナの自由と安全と主権のために、アメリカの支援が揺らぐことはない。クレムリンの侵略と戦うために必要な能力を提供し続ける」

 オースティン国防長官とウメロフ国防相は30日、ワシントン近郊の国防総省で会談し、ウクライナ軍の今後の目標や計画などについて協議しました。

 現在、ウクライナ軍がロシアのクルスク州への越境攻撃を続ける一方、ロシア軍はウクライナ東部で攻勢を強めているほか、発電所などインフラを狙ったミサイルやドローンによる大規模な空爆を実施しています。

 ウクライナは西側から供与された長距離ミサイルを使って、ロシア領内の奥深くにある軍事拠点を攻撃したい考えですが、アメリカはロシアとの対立がエスカレートするのを避けるため、国境付近に限ってロシア領内の攻撃を容認するという姿勢を維持しています。

 今回の会談ではウクライナ側から長距離兵器の使用制限の緩和について、要望が示されたものと見られます。

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