アメリカ大統領選に向けたカマラ・ハリス氏とトランプ氏のテレビ討論会をめぐり、相手の発言中にマイクの音声をオンにするか、オフにするかで両陣営の主張が対立しています。

トランプ前大統領は27日、ハリス副大統領とのテレビ討論会について、次のようにSNSに投稿しました。

トランプ氏の投稿(Truth Socialより)
「カマラ・ハリス同志との討論会について、急進左派の民主党と合意した。9月10日にペンシルベニア州フィラデルフィアで討論し、放送業界で最も不公正なABC・フェイクニュースで放送される」

討論会をめぐっては、両陣営が9月10日の開催で一旦、合意したものの、ハリス氏側が相手の発言中にもマイクをオンにするよう求めたことにトランプ氏側が反発、討論会への不参加をちらつかせていました。

トランプ氏はSNSへの投稿で、6月に行われたバイデン氏との討論会と同じく、相手の発言中はマイクがオフになるルールで9月の討論会も行われることになったとの認識を示し、討論会に参加する意向を改めて表明しました。

ただ、ロイター通信によりますと、ハリス氏の陣営は相手の発言中にマイクをオフにすることに合意していないとの認識を示したということで、両陣営の主張は対立しています。

前回、2020年までの大統領選のテレビ討論会では相手の発言中もマイクはオンのままでした。

トランプ氏は、相手の発言中に過激な発言をしたり相手を揶揄したりすることが想定されるため、マイクがオンのままでは視聴者に悪い印象を与えるという見方が出ています。

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