大接戦が予想されるアメリカ大統領選挙で、共和党の関係者200人以上がトランプ氏ではなく民主党のハリス氏の支持を表明しました。

 ハリス氏の支持を表明したのは、ジョージ・W・ブッシュ元大統領の首席補佐官など、共和党の元スタッフら238人です。

 27日に発表された書簡では、共和党候補のトランプ前大統領について「政権があと4年続けば、私たちが大切にする民主主義に取り返しのつかないダメージを与えるだろう」などと厳しく批判しました。

 民主党ハリス氏の陣営とは「正直なところ、イデオロギー的な意見の相違は多い」としながらも、11月の選挙では投票すると明言しました。

 「混乱ではなく意見の一致、分断ではなく団結に努め、この国と子どもたちの誇りとなるような指導者に投票してほしい」と呼び掛けています。

 19日から22日にシカゴで開かれた民主党の全国大会でもトランプ政権の元高官や共和党議員が異例のスピーチを行い、党派を超えてハリス氏を支持するよう訴える場面がありました。

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