カナダ政府は、中国で製造され、輸入されるEV=電気自動車に対し、新たに100%の関税を課す方針を明らかにしました。
カナダ トルドー首相
「中国は世界市場で不当に優位な立場を得ていて、カナダの基幹産業の安全を脅かしている」
カナダのトルドー首相は26日、中国から輸入されるEVに対し、10月から新たに100%の関税を課す方針を発表しました。
アメリカは今年5月、EUは今月5日に、それぞれ中国製EVへの関税引き上げを発表していて、カナダは今回先行する欧米諸国に足並みをそろえた形です。
カナダ政府はそのほか、鉄鋼やアルミ製品にも25%の関税を課すとしています。
ロイター通信などによると、現在、カナダが輸入する中国製のEVは、アメリカのメーカー、テスラが中国で生産したものだけだということで、関税の引き上げによって、アメリカからのEV輸入が増える可能性があるとしています。
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