ウクライナでは26日、全土でロシア軍の攻撃が相次ぎました。ゼレンスキー大統領は、「最も激しい攻撃の1つ」だとしています。

ウクライナメディアによりますと、攻撃があったのは南部ザポリージャ州や中部ドニプロペトロウシク州などで、あわせて5人が死亡、17人がけがをしました。

シュミハリ首相は、15の州で被害があったとしています。

ゼレンスキー大統領は、「これまでで最も激しい攻撃の1つ」だとして、100発以上のミサイルとおよそ100機のドローンが使われたと指摘。

エネルギー関連施設に大きな被害が出たと明らかにしました。

また、クレバ外相は西側諸国に対し、ロシア領内の軍事目標に対する長距離攻撃を認め、ミサイルの迎撃やドローンの撃墜のために供与された防空システムを使用することを認めるよう求めました。

一方、ロシア国防省は26日、ウクライナのエネルギー関連施設にミサイルやドローンなどで大規模な攻撃を行い、すべての標的を破壊したと発表しました。

ロシアメディアによりますと、下院のカルタポロフ国防委員長は、今回の攻撃がウクライナによる越境攻撃への「報復」だとして、今後も攻撃を続けるとしています。

また、同じ日に、ロシア各地でウクライナによるドローン攻撃があったとし、南部サラトフ州では複数の高層住宅に相次いでドローンが突っ込み、4人が負傷しました。

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