南北の軍事境界線を越えて脱北した北朝鮮軍の兵士が、韓国軍の宣伝放送を聞いて脱北を決意していたと韓国メディアが報じました。

韓国軍は先月、北朝鮮がごみ風船を繰り返し韓国へ飛ばしていることを受け、拡声器を使った北朝鮮向けの宣伝放送を全面的に再開しました。

こうしたなか韓国の放送局「テレビ朝鮮」は21日までに、20日に軍事境界線を歩いて越え、韓国側に入って来た北朝鮮軍の下士官が、韓国軍の放送を聞いて脱北を決意していたと報道しました。

韓国政府関係者が、「最近は脱北者の多くが対北朝鮮の放送を聞いて考えを変えたと証言している記録がある」と話していると伝えています。

韓国軍の宣伝放送は、K-POPなどの音楽やニュースなどを流していて、北朝鮮側で効果が出ているのか韓国で注目されています。

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