アメリカのトランプ前大統領は実業家のイーロン・マスク氏とSNS上で対談し、11月の大統領選挙に向けて蜜月ぶりをアピールしました。
トランプ前大統領とイーロン・マスク氏との対談は「X(旧ツイッター)」上で行われ、不法移民問題や高止まりする物価高などで民主党のバイデン氏やハリス氏への攻撃を強めました。
マスク氏も政権が「意図的なのか、無能なのか」と同調し、トランプ前大統領支持の姿勢を強く打ち出しています。
トランプ前大統領はまた、自身が銃撃された東部・ペンシルベニア州バトラーの街を10月に再び訪問すると明らかにしました。
選挙の直前に事件に屈しない姿勢を改めて示すことでラストスパートに弾みをつけたい考えです。
さらに、トランプ前大統領はマスク氏がテスラ社で手掛けるEV(電気自動車)について「素晴らしい製品を作っている」と賞賛した一方で、「誰もがEVを持つべきだということではない」「EVを作るのにも化石燃料が必要だ」と強調しました。
マスク氏との関係を誇示するために、これまでの「反EV」の姿勢を軟化させつつも、「脱炭素」には賛同しない立場も合わせて表明した格好です。
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