アメリカなどが提案するイスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘停止に向けた交渉再開について、ハマスは否定的な声明を出し、交渉には参加しない可能性を示唆しました。

ガザ地区へのイスラエル軍の攻撃が続くなか、ハマスは11日、「大量虐殺を続ける時間を与えるようなさらなる交渉を行うべきではない」との声明を発表しました。

アメリカなどは15日に交渉を再開するよう呼びかけましたが、ハマスはすでにハマス側が合意している案をイスラエルに履行させるべきとの考えを強調しています。

イスラエルに対しては、ハマスの最高指導者だったハニヤ氏の殺害を受け、イランが報復攻撃を明言していますが、複数のアメリカメディアは「攻撃が数日以内に行われる可能性が高い」と報じました。

こうした中、アメリカは巡航ミサイルを搭載する原子力潜水艦「ジョージア」を新たに中東周辺海域に派遣することを決定しました。

オースティン国防長官は11日、イスラエルのガラント国防相と電話会談し、イスラエルの防衛のためにあらゆる手段を取る決意を伝えるとともに、イランや関連勢力の攻撃を抑止するためのアメリカの取り組みなどを協議したということです。

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