多くの死傷者が出ているバングラデシュの大規模な反政府デモを受け、ハシナ首相が辞任し、国外に脱出しました。陸軍トップは「暫定政権を発足させる」と表明しています。
バングラデシュでは先月以降、公務員の採用枠をめぐる学生らの抗議活動がハシナ政権に対する大規模なデモに拡大し、現地メディアによると、治安部隊との衝突などで4日までに250人以上が死亡。AFP通信は、5日だけでさらに56人が亡くなったと報じています。
ハシナ氏は首相を辞任し、国外に脱出しましたが、大勢のデモ隊が首相公邸を占拠して火を放ったり、議会になだれ込んだりと暴動が収まる気配はありません。
陸軍の司令官は、「主要政党と協議し、暫定政権を発足させる」と表明していますが、事態の沈静化につながるかは不透明です。
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