イランの首都テヘランでイスラム組織ハマスの指導者ハニヤ氏が殺害された事件について、イラン革命防衛隊は3日、外部から短距離弾を撃ち込まれたとする調査結果を公表した。イランメディアが報じた。一方、米紙ニューヨーク・タイムズは複数の関係者の話として、滞在先の建物に仕掛けられていた爆弾により殺害されたと報じており、情報は交錯している。
ハニヤ氏は当時、テヘラン北部で革命防衛隊が運営する宿泊施設に滞在していた。革命防衛隊の発表では、約7キロの弾頭を積んだ「短距離の飛行体」が施設の外から撃ち込まれ、爆発が起きたとしている。また、攻撃はイスラエルが米国の支援を受けて実行したとも主張した。
ハニヤ氏はペゼシュキアン大統領の就任宣誓式に出席するためテヘランを訪問。7月31日未明に護衛1人とともに暗殺された。【パリ金子淳】
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