イランがイスラエルの最大都市テルアビブなどへの報復攻撃を検討していると報じられました。

ニューヨーク・タイムズがイラン当局者の話として伝えたもので、イスラム組織ハマスの最高指導者・ハニヤ氏が殺害されたとの発表直後、イランの最高指導者・ハメネイ師がイスラエルへの直接攻撃を命じたとしています。

イスラエルの最大都市テルアビブや北部ハイファ周辺などにある軍事施設へのドローンやミサイルによる攻撃が検討されているということです。

また、イランが支援するイエメンやシリアなどの武装組織と連携する可能性があるとしています。

これまでのところ、イスラエル側はハニヤ氏の殺害について言及していませんが、イランは支援するハマスの指導者が自国で殺害されたことから報復を宣言しています。

さらに、ニューヨーク・タイムズは1日、イランやアメリカなど複数の当局者の話として、ハニヤ氏は宿泊施設に仕掛けられた爆発物によって殺害されたと報じました。およそ2か月前に仕掛けられ、爆発は遠隔操作によって行われたとしています。

ハニヤ氏が宿泊していたのは、イランの精鋭組織「革命防衛隊」が運営する来賓用の施設で、過去にも複数回、利用していたということです。

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