イランの支援を受けるイスラム教組織「ハマス」の最高幹部が殺害されたことを受け、アメリカ・ホワイトハウスの高官は、中東地域の情勢悪化への懸念を示しました。
カービー大統領補佐官
「事態の悪化が避けられないとは考えていないし、それが差し迫っているという兆候もない。しかし、推移を非常に注意深く見守っている」
カービー大統領補佐官は7月31日の記者会見で「ハマス」の最高指導者ハニヤ氏が殺害されたことで中東地域の緊張が激化することへの懸念を表明しました。
ハニヤ氏の殺害に関しては「事実確認も検証もできない」と説明しています。
また、この事案が「イスラエルとハマスとの停戦協議にとって何を意味するかを判断するのは時期尚早だ」と述べ、合意形成に向けた取り組みを続ける姿勢を強調しました。
イランの最高指導者ハメネイ師がイスラエルへの報復を宣言したことについては「中東地域における我が国の安全保障上の利益を守るために常に態勢を整えてきた」と述べ、牽制(けんせい)しました。
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