ロシアを訪問中の鈴木宗男参院議員は北方領土の元島民による墓参について、ロシア側から枠組みの「効力は破棄された」と説明を受けたと述べました。
鈴木宗男参院議員
「墓参について、ビザなし交流もあわせて、きょうのロシア側の説明では、2022年9月3日をもって協定の効力が破棄されたという説明があった」
30日にロシア外務省のガルージン次官らと会談した鈴木氏はロシア側から墓参の枠組みについて、おととし9月の時点で「効力は破棄された」と説明を受けたと述べました。
墓参をめぐっては、ロシア外務省が去年1月に「両国の合意は有効だ」と表明していて、日本政府も一貫して墓参の再開を求めています。
鈴木氏は「ロシア外務省は日本側にも破棄について伝えたとしていて、外務省にも確認したい」としています。
一方、灯台の修理を理由に停止している貝殻島周辺でのコンブ漁について、鈴木氏は修理が来月3日に終了し、安全状況を確認したうえで操業再開を判断する予定だとロシア側から説明を受けたと述べています。
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