世界で2番目に高い山「K2」のパキスタン側で登山中に滑落した日本人の登山家2人について、所属会社は「最初に滑落した時点から動きがない」と最新の状況を報告しました。

 世界的に有名な登山家、平出和也さんと中島健郎さんがパキスタン北部のカラコルム山脈にある標高8611メートルのK2を登山中に滑落してから3日。

 2人が所属する「石井スポーツ」は、30日午前9時半に最新の状況をホームページで報告しました。

 2人に同行していた撮影隊がベースキャンプに戻り遭難対策本部に伝えたところによると、「戻るまで両名を観測していたが、最初に滑落した27日時点から動きがない」ということです。

 遭難対策本部は「いまだ安否は不明だが、厳しい状況」だとしています。

 2人が確認されている場所はヘリコプターが着陸できないほどの急斜面で、二次遭難を避けるため救助計画を慎重に検討しています。

 2人はK2の未踏ルートである西壁からの登頂を目指していました。

画像:石井スポーツのHPから

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