フランスの高速鉄道TGVの放火事件について、フランス国鉄の総裁は「29日の朝にはすべてが元に戻る」と復旧が進んでいることを明らかにしました。

 フランス国鉄のファランドゥ総裁は27日、放火事件のあった高速鉄道TGVの3路線について「鉄道作業員が働き続け、準備を整えている」と述べ、「29日の朝にはすべてが元に戻る」と明らかにしました。

 また、開催中のパリオリンピックについては、複数のチームを急きょ運ぶ必要があったものの、放火事件による影響はなかったことを強調しています。

 フランス国鉄の発表によりますと、放火された3カ所のうちパリとボルドーなどを結ぶ西側の路線は28日の午前中に復旧がほぼ完了し、正午から列車の90%が運行する予定だということです。

 一方、パリと北部を結ぶ路線は被害がより深刻なため、特別な試験走行をしたうえで完全な再開を目指しているということです。

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