イスラエル軍が占領するゴラン高原にロケット攻撃があり、少なくとも11人が死亡しました。イスラエル軍は、イスラム教シーア派組織・「ヒズボラ」によるものだと主張していて、事態の激化が懸念されています。

イスラエル軍は、27日、イスラエルが占領するゴラン高原のマジダルシャムス村にあるサッカー場にロケット攻撃があり、遊んでいた子どもら少なくとも11人が死亡したと発表しました。

20人以上のけが人も出ているということです。

イスラエル軍は、レバノンを拠点とするヒズボラによる攻撃だと主張していますが、ヒズボラは関与を否定しています。

ヒズボラは、去年10月のイスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘開始以降、ハマスに連帯を示してイスラエル北部に攻撃を続けていて、交戦が激化していました。

イスラエル首相府によりますと、アメリカを訪問中のネタニヤフ首相は予定を早めてイスラエルに戻り、対応に当たるということです。

またイスラエルのカッツ外相は、アメリカメディアに対して、「レッドラインを超えた。我々はヒズボラとレバノンに対する全面戦争の瞬間に近づいている」と述べたほか、イスラエル国内の右派の閣僚からは激しい報復攻撃を求める声が上がっていて、緊張が一気に高まっています。

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