緊張が続く中東情勢です。イスラエルがイランへの反撃に踏み切ったとアメリカメディアが報じました。ただ、どのような攻撃だったのかなどの情報は錯綜しています。

イスラエルに対するイランの攻撃からおよそ5日。日本時間きょう午前、「イスラエルがイランに対し反撃に出た」との一報が入りました。

今月1日に起きたシリアにあるイラン大使館への攻撃の報復として、イランは300を超えるドローンやミサイルなどを発射しましたが、今回の攻撃はこれに対する反撃とみられます。一方で…

イラン国営テレビ
「イスファハンは安全で平和です。人々は通常通りの生活を送っています」

中部イスファハン州では複数回の爆発音が聞こえたと当初、伝えられましたが、その後は通常通りの様子だと報じられています。また、イスファハン州には複数の核施設がありますが…

イランメディア記者
「安全です。何も起きていません」

イラン国営通信はこうした核施設について、「被害を受けていない」と報道。IAEA=国際原子力機関もこれを認め、「状況を注視している」としています。

複数のアメリカメディアはミサイル攻撃が行われたと報じましたが、その後、ロイター通信は「ミサイル攻撃ではなかった」とするイラン当局者の話を報道。また、イラン国営通信は「イスファハン上空で3機のドローンを確認し、撃墜した」などと報じているほか、別のイランメディアは「ドローンはイラン国内の複数の場所から発射された」と伝えるなど情報が錯綜しています。

ただ、イランはこれまで「いかなる攻撃を受けようとも、強力に反撃する」などと表明していて、今後のイランの対応次第では、さらなる攻撃の応酬に発展する懸念があり、予断を許さない状況が続いています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。