世界で上位1%の富裕層が過去10年間で42兆ドル、日本円で6400兆円余りの資産を増やしたことが国際NGOの調査で明らかになりました。

 国際NGO団体「オックスファム」は25日、世界の上位1%の富裕層は過去10年間で、世界の下位50%が保有する資産のおよそ34倍に相当する資産、6400兆円余りを増やしたと発表しました。

 オックスファムはブラジルで開催中のG20財務相・中央銀行総裁会議に先立ってこの分析を発表し、「不平等はおぞましいレベルに達している」としています。

 また、こうした世界の億万長者らに課せられる税率は資産の0.5%未満だと指摘しました。

 G20財務相・中央銀行総裁会議では議長国ブラジルが提案する「世界の超富裕層」への課税強化などで合意し、26日に共同宣言を出す見通しです。

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