米商務省が25日発表した4~6月期の実質国内総生産(GDP、季節調整済み)速報値は、年率換算で前期比2・8%増だった。伸び率は前期(1・4%増)から大幅に加速。市場予測(2・1%増)を上回り、米経済の堅調ぶりを示した。プラス成長は2022年7~9月期以来、8四半期連続。
米GDPの3分の2を占める個人消費は2・3%増で前期(1・5%増)を上回った。自動車や家具などの消費が好調だったのに加え、娯楽などのサービス部門も堅調だった。企業の設備投資も5・2%増で前期(4・4%増)を上回る水準だった。企業の在庫投資もGDPを拡大させる要因となった。
一方、住宅投資は1・4%減で4四半期ぶりにマイナスに転じた。米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げに伴う住宅ローン金利の高騰で住宅市場が冷え込んだ。【ワシントン大久保渉】
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