猛烈な暑さとなっている中国。自然界にも思わぬ影響が出ています。

 中国南部の池に飛び込むのは野生のサルです。高い枝の上からも意を決してジャンプ。背中に子ザルを乗せたままスイスイと親子で涼む様子も見られました。

 今月に入って中国南部では高い気温を観測するエリアが増し、局地的には40度に達する可能性もあると中国当局は発表しています。

■なぜ? 野生ゾウが市街地に

 暑さとは関係ありませんが、この季節に中国南部には野生のゾウも頻繁に現れます。時には餌(えさ)を求めて建物の敷地内に。また、時には夜の高速道路で出くわすこともあります。

 特にプーアル茶で有名な雲南省プーアル市はミャンマーやベトナムの国境を接し、中国国内にいる300頭以上のアジアゾウのうち、3分の2が生息しているといいます。

 深夜の住宅にやってきたゾウの群れは、その数なんと9頭にも及びます。さらに、大人のゾウのおなかの下にすっぽり隠れるほどの10頭目の赤ちゃんゾウも見られます。

 どのゾウも盛んに鼻を動かして餌を探していましたが、庭にあったベンチをひっくり返されたくらいで、家への被害はほとんどなかったということです。

■頭がバケツに ヒグマ救出作戦

 青海省では新種の生き物発見…。ではなく、黄色いプラスチックのバケツに頭がはまってしまったヒグマです。どうやら遊牧民のキャンプにあった餌を盗み食いし、抜けなくなってしまったようです。

 このままではクマが餓死してしまうと、地元の警察官ら10人以上が駆け付けてバケツに付けたロープを引っ張ります。

 何度も繰り返した結果、無事にバケツが外れ、その瞬間、救助にあたっていた人もクマも一目散に逃げ去りました。

■空飛ぶドラえもん ドローンで

 一方、多くの人たちがスマートフォンを掲げるのは香港のビクトリアハーバー。現れたのはタケコプターで空を飛ぶドラえもんです。

 現在、香港では世界最大級のドラえもんイベントが行われ、その一環として行われたショーでは、1000台のドローンが夜空に様々なドラえもんのシーンを再現していました。

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