米著名投資家のジョージ・ソロス氏と息子のアレクサンダー氏は21日、11月の大統領選で民主党の有力候補となったハリス副大統領を支持する考えを表明した。両氏とも民主党支持者で、ソロス家は同党に多額の献金をしている。
アレクサンダー氏が21日、X(ツイッター)に「今こそハリス氏を中心に団結しトランプ(前大統領)を打ち負かす時だ。彼女は私たちが抱える候補者の中で最適な人物だ。アメリカンドリーム万歳!」と投稿した。米紙ウォール・ストリート・ジャーナルによると、ジョージ氏もハリス氏支持を表明したという。
ソロス家は世界各国で人権や民主主義を支援する団体に資金提供しており、米国では民主党を支持してきた。アレクサンダー氏は、ソロス家の250億ドル(約3兆9000億円)規模の資産を管理する財団事業を承継済み。
ビジネス向けソーシャルメディア「リンクトイン」の共同創業者であるリード・ホフマン氏も21日、「ハリス氏とトランプ氏の二者択一を迫られた時、米国民が正しい決断を下すことを信じる。民主主義のための闘いでハリス氏を心から支持する」とXに投稿した。
現職のバイデン大統領は21日に大統領選からの撤退を表明し、ハリス氏を民主党候補として後継指名した。【ワシントン大久保渉】
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