アメリカのバイデン大統領が選挙戦からの撤退を表明しました。後継者にはハリス副大統領を推薦しています。ワシントンから報告です。
(小島佑樹記者報告)
バイデン氏の撤退表明に、民主党内からは「愛国者としての英断だ」と賞賛する声が上がっています。
バイデン大統領は自身のSNSに「選挙戦から退き、残りの任期で責務を全うすることが民主党と国の最大の利益になる」と決断の理由を述べました。
そのうえで「打倒トランプ氏」に向けて団結を呼び掛け、ハリス副大統領を後継者に推薦しています。
ハリス氏も出馬する意向を示していますが、オバマ元大統領ら民主党内の一部の有力者はハリス氏の支持を明言していません。
選挙まで残り3カ月半となった今、党内を早急にまとめ上げられるかがハリス氏にとって最初の課題と言えます。
こうした動きにトランプ氏は、「誰を擁立しても同じことの繰り返しになる」と述べ冷静さを保っているように見えますが、早速、ハリス氏を標的にした選挙CMを打ち出し攻勢を強めるなど、警戒感をにじませています。
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