2月、春節を前にした北京首都国際空港。国内外に向かう人がチェックインカウンター前で行列を作っていた(三塚聖平撮影)

中国国家移民管理局は18日、2024年1~3月期の中国の出入国者が前年同期比で2倍超に当たる延べ約1億4千万人だったと発表した。新型コロナウイルス流行収束後、欧州やアジアなどの各国にビザ(査証)の免除措置を拡大し、申請手続きの緩和を推進したことが増加につながったとみている。

中国を訪れた外国人は昨年の約4倍だった。1~3月期は春節(旧正月)の大型連休を含み、国営中央テレビによると、米国やドイツ、タイなどからの渡航者が多かった。3割以上が観光目的だったという。

ビザ手続きを巡り、中国政府は料金の値下げや申請時の資料の簡易化を実施。外国人の訪中時の利便性を高めることで人的交流を活性化させ、海外から投資を呼び込む狙いもある。(共同)

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