台湾海巡署(海上保安庁に相当)は18日、同署所属の巡視船「巡護9号」がこのほど日本で燃料や食料の補給作業を行い、海上保安庁と遭難救助訓練を実施したと明らかにした。巡視船は公海での漁船保護活動の一環で日本に立ち寄った。

 台湾の巡視船は2023年にも日本で補給作業をしたことがあるが、日台の海上保安当局間の訓練実施が明らかになるのは初めてとみられる。

 台湾メディアによると、海巡署の別の巡視船は今年6月に同様の理由で米ハワイに寄港した。中国が台湾周辺海域での活動を活発化させ台湾に圧力をかける中、日米との連携を強化している可能性がある。(共同)

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