オリンピックの開幕を来週に控えたフランス・パリでは、開会式を行うセーヌ川付近で大規模な通行規制が始まりました。

記者
「開会式が行われるセーヌ川周辺では、きょうから警察官が配備され、立ち入りが厳しく制限されています。通行するには、QRコードが必要になります」

18日からテロ対策として始まった通行規制では、規制区域に入ることができるのは、原則、住民か仕事で出入りする人に限られます。

規制は開会式終了後の現地時間27日午前1時までで、住民らは通行許可証となるQRコードを事前に取得し、警察官がチェックしていました。

通行規制区域内で働く人
「オリンピックがあるので少し面倒ですが、安全のための措置は重要だと思います」

イギリスからの観光客
「どこにも行けないじゃないか」
「買い物を楽しむしかないわね」

規制区域はパリ中心部にありますが、観光客が入ることができず、人通りはまばらです。

カフェやレストランでは。

レストランのマネージャー
「まるで砂漠のようだ。たくさんの観光客で賑わって盛り上がることを期待していたけど、今はそんな状況では全くないですね」

開会式まで1週間あまり。準備が進むにつれ、パリの街にも変化が起きています。

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