アメリカのバイデン大統領に対して、大統領選からの撤退を求める声が再び上がり始めています。

民主党の有力下院議員が声明で、バイデン氏に撤退を求めました。

カリフォルニア州選出の民主党の有力下院議員・シフ議員は17日、バイデン氏に大統領選からの撤退を求める声明を発表しました。

13日にトランプ前大統領の暗殺未遂事件が起きてから、民主党の議員がバイデン氏の撤退を公に求めたのは初めてで、事件を受けていったん止まっていた民主党内での撤退を求める動きが再開したかたちです。

ワシントンポストによりますと、これでバイデン氏の撤退を求めた民主党の議員は23人になりました。

一方、AP通信によりますと、民主党が8月19日から開かれる党大会に先立ち、8月上旬にもオンライン投票でバイデン氏を正式な党の候補者に指名することを検討していることが明らかになりました。

指名を前倒しすることで、党内にくすぶり続けるバイデン氏の撤退論を封じ込める狙いがあるとみられています。

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