高級ホテルで毒殺の可能性が高い6人の遺体が見つかりました。しかし、予約は7人。いくつもの不審な点が。
■高級ホテルから6遺体 “毒殺”か
政府のトップ、セター首相が現地を訪れるなど、タイを揺るがす大事件が発生しました。
バンコクの高級ホテル この記事の写真は8枚16日、バンコクの高級ホテルで、チェックアウト時間を過ぎた部屋を従業員が確認したところ、テーブルやソファーが置かれたリビングで4人が倒れていました。
床の上にうつ伏せや仰向けで倒れていて、入り口付近で力尽きた人もいました。さらに、ベッドルームには2人が床の上に倒れた状態でした。
リビングに4人の遺体 ベッドルームに2人の遺体死亡していたのは、アメリカ国籍とベトナム国籍の男女6人です。
死亡の男女6人警察が発表した写真には、机に2つの水筒と、なにかを飲んだかのような様子がうかがえます。
発表された写真 現地警察署署長「ティーカップのようなものが5つあります。すべて飲み干されていますが、残留物のようなものがありました」
遺体の状況から現地警察が導き出したのは、6人が毒物を飲まされ、殺害された可能性が高いということです。
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■“予約時は7人” 不審点いくつも…■“予約時は7人” 不審点いくつも…
ところが、6人という人数に不可解な点があります。
残された6人分の料理現場の写真には、大皿に乗った6つの料理が残されていて、6人が遺体で見つかったことと矛盾はありません。
しかし、現地メディアによると、ホテルにチェックインしたのは5人だったというのです。さらに、予約した際は7人だったというのです。
一体、遺体はなぜ6人だったのでしょうか？
予約時は7人 不審点いくつも…6人目は、チェックインしていた女性の夫だったといいます。死亡した6人の身元は判明しています。
また、予約の際にいた7人目は、5人のうちの1人の妹でした。実際にホテルに泊まっていたといい、遺体がみつかる6日前にベトナムに帰国していたといいます。
亡くなった人たちは投資話でつながりがあるといいます。
事件現場現場からはシアン化合物の残留物が見つかっています。
警察は、死亡した6人のうちのだれか1人が毒物を使用したとみられると話しています。
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