トランプ前米大統領が13日の演説中に銃撃されたことを受け、実業家のイーロン・マスク氏はトランプ氏を全面的に支持すると「X(ツイッター)」に投稿した。11月の大統領選でトランプ氏を支持する考えを初めて公に表明した。
マスク氏は事件発生から間もなく「トランプ氏を全面的に支持し、彼の速やかな回復を祈る」と投稿。銃撃された直後に大統領警護隊(シークレットサービス)に抱きかかえられ拳を突き上げるトランプ氏の写真を添えた。
更に20世紀初頭のセオドア・ルーズベルト元大統領を取り上げ、トランプ氏について「米国でこのような屈強な候補者はセオドア・ルーズベルト氏以来だ」とも書き込んだ。ルーズベルト氏も退任後、遊説中に銃撃を受け負傷したことで知られる。
マスク氏は今回の事件発生前にトランプ氏の支援団体への献金が報じられたばかり。ただ、トランプ氏を支援するかどうかは公言していなかった。
他の米大手IT企業トップも暴力を非難し、トランプ氏の回復を願う声明を出している。アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)は「速やかな回復を祈る。強く暴力を非難する」とXに投稿。マイクロソフトのサティア・ナデラCEOも「いかなる暴力も認められない。速やかな回復を願う」と投稿した。【ワシントン大久保渉】
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