選挙集会で演説中のトランプ前大統領が銃撃され、右耳にけがをしました。銃撃事件の現場近くから報告です。
(親松聖記者報告)
トランプ氏の演説会場です。後ろには今も巨大な星条旗が掲げられています。容疑者は130メートルほど右側の建物から銃を撃ったとみられています。
けがを負ったトランプ氏は、地元の病院で手当てを受けてその後、ニューヨークに隣接するニュージャージー州の自身の持つゴルフ場の施設に入りました。
事件を受けて、ニューヨークのトランプタワー周辺などでも厳戒態勢が続いています。
FBIよりますと、20歳のトーマス・マシュー・クルックス容疑者は、過去に犯罪歴はないということです。また、現場から1時間ほど離れた場所に住んでいるとみられます。
まだ詳しい動機などは分かっていませんが、アメリカメディアは、今回の歴史的な事件を受けて、政治的暴力の連鎖に対して懸念を深める論調が目立っています。
トランプ氏は15日からの共和党大会に出席する見通しですが、バイデン氏の撤退問題に続き、今回の事件を受けてアメリカ大統領選は混迷の度合いを深めています。
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