ナワリヌイ氏=2019年7月、モスクワ(AP=共同)

ロシアのプーチン大統領と対立し、2月に刑務所で死亡した反体制派指導者、ナワリヌイ氏の妻ユリアさんは11日、ナワリヌイ氏が執筆していた自伝が10月に出版されるとX(旧ツイッター)で明らかにした。

ロイター通信などによると、タイトルは「愛国者」。11カ国語に翻訳され、ロシア語版も出される。子供時代や過去の活動を回顧する内容だという。

「自伝など、自分たちが80代になってから書かれるものだと思っていた」と振り返ったユリアさんは、ナワリヌイ氏が2020年に毒殺未遂に遭い、治療のためドイツに出国した後に執筆が始まったと説明した。

一部の関係者以外には秘密にされてきたが、「もうその必要はなくなった」としている。

ナワリヌイ氏は21年1月にロシアに帰国して逮捕され、過去の経済事件などに関連して有罪とされ服役していた。(共同)

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