米連邦準備制度理事会(FRB)の本部=米ワシントン(共同)

米連邦準備制度理事会(FRB)が17日公表した全国12地区の連邦準備銀行による景況報告(ベージュブック)は、2月下旬以降の経済活動が「小幅に拡大した」と分析した。全12地区のうち10地区が「小幅」または「緩やかに」拡大したと報告。経済の先行きについて、調査先は「慎重ながらも楽観的」だったとした。

今月上旬までの調査を取りまとめた。30日~5月1日に開催する連邦公開市場委員会(FOMC)の討議資料になる。

物価上昇は「平均して緩やかだった」と分析。紅海での親イラン武装組織フーシ派による商船攻撃などの影響は「広範な価格上昇にはつながっていない」と分析。雇用は「全体として小幅に増加した」と指摘した。

フィラデルフィア連銀は、経済活動が横ばいだったとしつつ「企業は引き続き将来の成長に楽観的で、全体としての見通しは明るい」と報告した。(共同)

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