先月は記録上最も暑い6月だったとEUの気象機関が明らかにしました。専門家は「今年はこれまでで最も暑い1年になる」と警告しています。

 EU=ヨーロッパ連合の気象分析機関「コペルニクス気候変動サービス」は8日、6月の世界の平均気温が過去最高だった2023年より0.14℃高い16.66℃で、1940年からの観測史上最も高かったと発表しました。

 世界の月間平均気温は去年の6月から13カ月連続で記録を更新しているということです。

 イギリス・インペリアル大学の気候専門家は「今年が観測史上最も暑い1年になるだろう」と警告しています。

 気温上昇の原因として南米ペルー沖で海面水温の高い状態が続く「エルニーニョ現象」が続いたことや温室効果ガスの排出が挙げられています。

 コペルニクス気候変動サービスは「温室効果ガスの排出を止めない限り、気温上昇は続く」と警鐘を鳴らしています。

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