パレスチナ自治区ガザでの戦闘停止に向け、イスラム組織ハマスは交渉を仲介する国と新たに意見交換をしたと発表しました。イスラエル側は「建設的な見解」と評価しているということです。
ハマスは3日、イスラエルによる侵攻が続くガザでの戦闘停止や人質解放に向け、交渉を仲介する国と意見交換をしたと明らかにしました。
詳しい内容については明らかになっていませんが、イスラエルの首相府も声明を出し、仲介国から人質解放に向けたハマス側の見解を受け取ったことを明かしたうえで、「内容を分析したうえで返答する」としています。
アメリカのニュースサイト「アクシオス」は複数のイスラエル当局者の話として、ハマスの見解は「建設的であり、交渉再開への扉を開くものだ」などと評価しているということです。
ただ、「深刻な課題もある」としていて、実際に交渉が再開したとしても、合意に至るには時間がかかるとの見通しを示しています。
一方、イスラエル北部では隣接するレバノンとの国境周辺で、レバノンを拠点とするイスラム教シーア派組織「ヒズボラ」との戦闘が続いています。ロイター通信などによりますと、イスラエル軍は3日、ヒズボラの指揮官を殺害したと発表、ヒズボラはその報復として、およそ100発のロケット弾による攻撃を行いました。
イスラエル側にけが人などは出ていないということですが、戦闘の激化が懸念されます。
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