南米ブラジルにある世界最大級の湿原で乾燥した状態が続くなか、1月から6月までの火災の発生件数が観測史上最多となったことが明らかになりました。

 ブラジル国立宇宙研究所によりますと、中西部に広がる大湿原のパンタナールで今年1月から6月に発生した火災は3538件で、2020年の2534件を上回り観測史上最多となりました。

 そのうち今年6月に発生した火災は2639件で、去年の77件から大幅に増えています。

 雨が少ない状態が続くなか、ブラジル環境省は「パンタナールはここ70年で最悪の干ばつに直面している」と警鐘を鳴らしていて、畜産業などへの影響や大規模な山火事への懸念が広がっています。

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