アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会のパウエル議長は、アメリカの物価上昇率について、「低下していく道に戻った」との見方を示しました。
FRBのパウエル議長は、ECB=ヨーロッパ中央銀行がポルトガルで開いた討論会に出席し、アメリカの物価について「ディスインフレ=物価上昇率が低下していく道に戻った」と述べました。
4月以降、アメリカの物価上昇率が再び鈍化傾向にあることを受けた発言です。
ただ、政策金利の引き下げについては「もっとデータを見たい」と述べたほか、「具体的な日程は決めていない」と強調していて、経済指標を見極めたうえで慎重に利下げの時期を判断する従来の姿勢を繰り返しました。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。