米大統領の免責を部分的に認めた連邦最高裁の1日の判決に対し、民主党からは批判の声が上がっている。バイデン大統領は1日の演説で、「米国は王はいないという原則で建国された。大統領でさえも法を超える存在ではない。今日の決定は危険な前例となる」と指摘した。
さらに、トランプ前大統領が2020年大統領選の結果を覆そうとしたとして起訴された事件に触れ、最高裁の判決により公判が11月の大統領選後にずれ込む可能性が極めて高くなったとし、「国民の利益に反する」と非難した。
米メディアによると、民主党上院トップのシューマー議員も「米国にとって悲しい日だ。反逆や暴動を扇動することは、大統領に与えられた憲法の中核的な権限とみなされるべきではない」と述べた。【ワシントン松井聡】
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