アメリカ大統領選挙に向けたテレビ討論会で苦戦し、交代論もくすぶるバイデン大統領に対し、ジル夫人ら家族は選挙戦を続けるよう促したとアメリカメディアが伝えました。
バイデン氏は27日のテレビ討論会で言葉が詰まるなど精彩さを欠き、高齢不安に拍車を掛けたことから、民主党内ではバイデン氏がトランプ氏に勝つことは厳しいとの不安が広がり、交代論もくすぶっています。
こうしたなかバイデン氏は30日、大統領の山荘「キャンプデービッド」でジル夫人ら家族とともに過ごしました。
CNNなどによりますと、家族会議ではジル夫人らがバイデン氏に選挙戦を続けるよう促し、討論会で成果を出せなかった側近の交代なども話されたとしています。
選挙戦の継続か撤退か、今後のバイデン氏の判断を巡ってはジル夫人の意向が影響力を持つとして注目されています。
一方、CBSテレビが行った世論調査では、72%の人が「バイデン氏は大統領選に出馬すべきではない」と回答し、2月時点の63%から9ポイント上昇しました。
また、「バイデン氏には大統領としての職務をこなせるだけの認知機能がない」と答えた人は72%に上り、あると答えた27%を大幅に上回りました。
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