アメリカのバイデン大統領は11月の大統領選挙に向けた選挙戦の継続を宣言し、トランプ前大統領とのテレビ討論会の後に民主党内で浮上した撤退論の打ち消しを図りました。
アメリカ バイデン大統領
「私がノースカロライナ州に来た理由は1つ。11月にこの州で勝つつもりだからだ」
バイデン大統領は28日、激戦州・東部ノースカロライナ州で開いた選挙集会で選挙戦の継続を宣言。
27日のトランプ前大統領とのテレビ討論会で声がかすれたり、発言に詰まる場面が目立ったことを受けて、民主党内で浮上した撤退論の打ち消しを図りました。
演説の中では「私は若くはない。討論も以前のようにうまくはできない」と認める一方、「私は真実を伝える方法を知っているし、善悪の区別がつく」と、トランプ氏との違いを強調。前日のテレビ討論会とは違い、せきこんだり、声がかすれたりする場面は限られました。
また、バイデン氏を支援してきたオバマ元大統領はSNSへの投稿で「悪い討論会になることはある」としたうえで、「今回の選挙は普通の人々のために人生をかけて戦ってきた人物と、自分のことしか考えていない人物の選択であることに変わりはない」とバイデン氏への支持を訴えています。
アメリカ トランプ前大統領
「きのう、テレビ討論会で我々はこの国を破壊しようとしている男に大勝利をおさめた」
一方、トランプ前大統領は南部バージニア州で選挙集会を開き、「テレビ討論会で勝利した」と誇るとともに、バイデン氏を「歴史上最悪の最も無能な大統領だ」と罵りました。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。