アメリカの有力紙ニューヨーク・タイムズは、トランプ前大統領とのテレビ討論会で精彩を欠いたバイデン大統領に、大統領選から撤退するよう促す社論を公表しました。
ニューヨーク・タイムズは28日、バイデン大統領がトランプ前大統領とのテレビ討論会で精彩を欠いたことを受けて、編集委員会名で社論を公表。「この国が直面している危険のひとつは、ドナルド・トランプの勝利だ」とし、バイデン氏が選挙戦にとどまることでトランプ氏が大統領選に勝利する可能性が高まると指摘しました。
そのうえで、「大統領、2024年にあなたが国に貢献できる一つの方法は、撤退を表明することです」と呼び掛けました。
ニューヨーク・タイムズはリベラルな論調で知られ、2020年の大統領選ではバイデン氏の支持を表明していたことから、複数のアメリカメディアが今回の社論の公表を大きなニュースとして取り上げています。
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