中国共産党は27日、政治局会議を開き、党の重要会議である第20期中央委員会第3回総会(3中全会)を7月15~18日の日程で開催すると決めた。国営新華社通信が伝えた。3中全会は中長期的な経済政策を討議する場と位置付けられており、習近平指導部が長引く不動産不況や消費の低迷に効果的な対策を示せるかに注目が集まる。
27日の政治局会議では、習指導部が掲げる欧米とは異なる発展モデル「中国式現代化」の推進について議論され、3中全会でも主要議題となる見通しだ。米国主導の半導体の対中輸出規制など、米中対立が構造化する中、他国への依存度を減らすための科学技術の振興などが打ち出される可能性もありそうだ。
3中全会は5年に1度の党大会の翌年秋に開かれるのが慣例だが、今回は22年の党大会以降開催されない異例の状況が続いていた。【北京・岡崎英遠】
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