イランでは28日、大統領選挙の投票日を迎えます。争点のひとつとなっているのが、低迷する経済の立て直しです。
記者
「長く続く制裁によってイランの経済は低迷したままです。その影響は物価上昇などにより、市民の暮らしを直撃しています」
アメリカなどからの経済制裁を背景に市民生活への影響が深刻化しているイランでは、28日、ライシ前大統領が先月、ヘリコプターで事故死したことを受け、大統領選挙の投票が行われます。
「多くの国民にとって選挙の最大の関心事は経済だと思います」
「去年と比較しても生活にかかるコストは50%上がりました」
選挙には、反欧米で保守強硬路線の現体制に近い5人と、国際協調を重視する改革派の1人が事前審査の結果、候補者として認められましたが、イランメディアによりますと、このうち保守強硬派の候補者1人が26日、辞退したということです。
経済の立て直しを求める市民らの選択が注目されます。
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