世界で初めて、月の裏側での土のサンプル採取に成功した中国の無人探査機「嫦娥6号」が、さきほど日本時間午後3時すぎ、地球への帰還を果たしました。

これまでも、月の表側からの土のサンプル採取にはアメリカ、中国、旧ソ連の3か国が成功していましたが、月の裏側から土のサンプルを採取して地球へ戻ってきたのは世界初の快挙となります。

月の裏側への無人探査機の着陸やサンプル採取は、地球から直接電波が届かず、技術的に難しいとされてきました。

「宇宙強国」を目指す中国は、2035年までに月面に科学実験や資源開発を行うための研究ステーションを完成させる方針で、アメリカなどとの開発競争が激しさを増しています。

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